益子焼を初めて買う人へ:選び方の基本
益子焼という名前は知っているけれど、実際に買うとなると何を基準に選べばいいか分からない、という方は多いです。産地の名前だけで選ぶのではなく、釉薬・形・サイズを自分の使い方に合わせて考えると、後悔しない一点に出会えます。
釉薬で表情が変わる
益子焼の釉薬は大きく分けて、灰釉・飴釉・糠白釉の3種類がよく使われます。灰釉は青みがかった落ち着いた色合いで、和食器にも洋食器にも合わせやすいです。飴釉は茶色みがかった温かみのある色で、コーヒーや紅茶のカップに使うと雰囲気が出ます。
糠白釉は白に近いマットな質感で、料理の色が映えやすいのが特徴です。どれが正解というわけではなく、自分の食卓の色合いと合わせて選ぶのが一番です。
サイズと用途を先に決める
マグカップを選ぶ場合、容量の目安は200ml前後がエスプレッソ・小さめのコーヒー向け、280〜350mlが一般的なコーヒーや紅茶向け、400ml以上がたっぷり飲みたい方向けです。店頭で実際に持ってみると、重さの感覚も分かります。
プレートは直径18〜20cmがパン皿・取り皿として使いやすく、24cm以上はメインのワンプレートに向いています。深さのあるリム付きプレートはパスタやカレーにも使えて汎用性が高いです。
日常使いでの注意点
益子焼の多くは電子レンジ・食洗機に対応していますが、作家ものや特殊な釉薬を使ったものは対応していない場合があります。購入前に必ず確認してください。
使い始めは「目止め」をすると長持ちします。米のとぎ汁で10〜15分煮るか、水に浸してから使うと、素地の細かい穴が塞がれてシミがつきにくくなります。
益子焼は作家によって個性が大きく違います。同じ産地でも、手に取ってみると全然違う。それが面白いところです。